2007年8月12日日曜日

カウリスマキ・ナイト「街のあかり」と「罪と罰」

昨夜はユーロスペースにて、アキ・カウリスマキの「街のあかり」を鑑賞。どうしようもないほどトホホな人生の主役に、何とも言えない気持ちになる。敗者三部作、今回のテーマは「孤独」だそうで、見事にやられちゃいました。スクリーンに映し出される画面は本当に美しく、素晴らしかったです。全体にブルーがかった画面には、車、花、シャツ、ネクタイ、ドア等に赤色が効果的に使われてる。しかも初めから終わりまで全部!!!いろんな赤なのに見事に統一感があるし、配色のバランスもすごく良い。DVDじゃなく、映画館で観てほんとに良かった。目の保養になりました〜☆
そのまま同映画館で「街のあかり」公開記念「カウリスマキのあかり ふたたび」の中から「罪と罰」も観る。1983年の作品だから24年前のデビュー作。彼は今年50歳だから26の時の作品! だけど残念だったのが、青年のはずの主人公が青年に見えなかったこと…。40代くらいなのかと思ったのは自分だけなのか!? 彼がちゃんと青年に見え、もう少し魅力的だったら、映画もまた違った印象を持ったのかもしれない。
街のあかり - goo 映画
罪と罰(1983)(1983) - goo 映画