2008年4月30日水曜日

PARANOID PARK


今年もまた、ガス・ヴァン・サント監督・脚本の映画が観られる。
シネセゾン渋谷にて「パラノイドパーク」を鑑賞。
今回も舞台はポートランド。監督、スタッフ、役者(ほとんどがアマチュア)、音楽(エリオット・スミス:2曲のみ)、原作(ブレイク・ネルソン)等、関わっている人のほとんどがポートランド在住もしくは出身者。撮影監督は、クリストファー・ドイル、レイン・キャシー・リー。画面構成、光と影、スローモーションとクイックモーション等によって主人公アレックス(ゲイブ・ネヴァンス)の感情が見事に伝わってくる。誰もが感じるであろう、あの10代の不安定な感覚を思い出す。ガス・ヴァン・サントはそういうのが本当にうまい。自分にとってポートランドが特別な場所だからなのか、この監督とかなり相性がいいからなのか、、、いつも何とも言えない気持ちになる。はっきりとしたエンディングではないから余計に残るのかもしれない。
パラノイドパーク パラノイドパーク - goo 映画

2008年4月27日日曜日

中島英樹 文字とデザイン TYPO-GRAPHICS

本日は『中島英樹 文字とデザイン TYPO-GRAPHICS』刊行記念トークショーのため青山ブックセンターへ。(PM1:00〜3:00 ゲスト=MARVINの山本ヒロキ氏)中島さんの今まで、ピーター・サヴィル(イギリスのグラフィックデザイナー)にどれほどの強い影響を受けたか、制作過程、フォントに対するこだわり等、興味深いお話しを聞くことができました。欧文フォントは、良いフォントでも他のデザイナーが多く使っていた場合、その人のイメージになってしまう。ご自身で使いたい(主に“CUT”のタイトル用)フォントとして制作されたのが「Nakajima Thin」だそうです。書籍も購入しましたが、作品と解説のバランスが良く、充実の1冊。
★http://www.aoyamabc.co.jp/10/10_200804/_typographicsmarvin_2008427.html

2008年4月23日水曜日

GERMAN MONTHS「A.R.PENCK SINCE THE 1970s TO THE PRESENT」


セミナーの後、品川から東京駅に移動。(最寄り駅は日本橋なんだけど。。。)ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アートで、A.R.ペンクの作品を鑑賞。ペンクの作品は、すごく好きなのもあれば、正直「???」なものもある。だから余計に興味があるのだけれど。今回洋書の画集も多数会場に置いてあり、トータルでかなりの作品を楽しむことができて非常に有難い。贅沢な空間です。
●『GERMAN MONTHS/ドイツ現代アート回顧展』
  PART 1「A.R.PENCK SINCE THE 1970s TO THE PRESENT」4/17〜5/17
PART 2「SELECTED WORKS BY GERMAN ARTISTS」5/22〜6/21
音楽もそうだけど、今ドイツが熱いですね。現代美術の注目度も、アメリカからドイツを中心としたEU諸国に移りつつあるようです。
※ギャラリー入口の絵は、ノルベルト・ビスキーのものでペンクではありません。(NORBERT BISKY, HOHE GASTE, 2001, 1400x2000mm, oil on canvas)
Galerie Sho Contemporary Art

+DESINING Seminar Vol.2「新しい環境でクリエイティブを加速せよ!」

JR品川駅前にある、東京コンファレンスセンターへ。
+DESIGNING/アドビシステムズ/モリサワ主催のセミナーに参加。
●第1部 13:30〜14:30「+DESIGNING式雑誌の作り方」
 +DESIGNING & 大丸グラフィックス
 Adobe Creative Suite 2(3)とMORISAWA PASSPORTを使用し、
 RGB画像とPDF/X-4で入稿する +DESIGNINGの制作ワークフロー。
●第2部 14:40〜15:40「それいけニッポン文字!」
 コズフィッシュ/祖父江 慎 氏
 『フォント ブック』(毎日コミュニケーションズより、4月下旬刊行予定)
●第3部 15:50〜16:50「めざせ男前デザイン!」
 MR.DESIGN/佐野 研二郎 氏
───────────────────────────────────
雑誌『+DESIGNING』では実際に、InDesign、InCopy、Smart Connection(サーバ用のソフト)を使って、サーバ上での制作を実行されているそうです。2005年にアシェット フィリパッキ メディア 米国支社で、導入したということは知っていましたが、日本でもそろそろそんな環境になるのでしょうか。とても勉強になったし、非常に密度の濃い3時間半のセミナーでした。

2008年4月19日土曜日

TAKEO PAPER SHOW 2008 FINE PAPERS by "SCHOOL OF DESIGN"


Apple トーク・イベントの後、銀座から東京へ移動(1駅なんで楽!)今年はできれば平日に!と思ってたけど、やはり仕事の都合で土曜日に。遅い時間なら空いてるかと思いきや、またまためちゃ混み! DMを持ってたからすぐ入れたけど、そうじゃなかったら1時間待ちだそう。昨年に続いて今年もディレクターは "SCHOOL OF DESIGN"。丸の内近隣のブランドとのコラボで、ロゴ入り文房具セットの制作・展示。今年一番気になったのは「FSC 森林認証」のこと、今年の初めに、再生紙のことでいろいろ報道があったからね。(FSC : Forest Stewardship Council)環境問題って、取り組み方が年々少しずつ変わってきているので、自分の知識もアップデートしていないと勘違いしていることも多い。そういえば、先ほどのトーク・イベントで教授もおっしゃっていましたが、EP「koko」は日本初のカーボンオフセットCDだそうです。(再生紙の配合率の問題で、少々ケチがついたのが残念!)
TAKEO イベント&レポート

坂本龍一+カールステン・ニコライ トーク・イベント


Apple Store, Ginza にて『Sound&Recording Magazine presents
坂本龍一+カールステン・ニコライ トーク・イベント』。
立見だったけど、1時間半ほど並んで何とか入場できてよかった。
この2ショット、2006年のツアー「insen」以来なのでかなり嬉しい。
まずは、それぞれの活動の近況。そして昨年11月16日にドイツのマンハイムで、市政400年を記念したイベントの一環として行われたコンサート「utp_」のDVD解説&ライブ。ICCでの「LIFE」のDVDも発売されるし、、、教授関係のリリースが続きますな。どれも良さそうで、今から楽しみ♪(あっ、まだ「Playing the piano /05」も買っていなかった…)教授の近況はほぼ把握してますが、ニコライの近況からCDが発売されてることを知り、帰りにHMVに寄って試聴。(良かったので近々購入予定)「utp_」は、受注限定生産なので、念のため予約注文する。

2008年4月9日水曜日

NO COUNTRY FOR OLD MEN


コーエン兄弟が監督・脚本・製作の「ノーカントリー」を鑑賞。
邦題は「ノーカントリー」だけど、原題は「NO COUNTRY FOR OLD MEN」。この作品は、最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞(コーエン兄弟)、最優秀助演男優賞(ハビエル・バルデム)のアカデミー4部門を受賞。強烈なキャラのシガー(ハビエル)には、主演男優賞をあげたいくらいでした。見終わった後も頭の中にこびりついて離れません。役者ってすごいですね。オープニングもエンディングも保安官(トミー・リー・ジョーンズ)の台詞。あのエンディングはかなり以外だったけど、、、保安官の台詞によって作品の余韻を感じつつ、現代の様々な問題を考えるきっかけになる。
逃亡するモス役(ジョシュ・ブローリン)は、本作のビデオオーディションの時「プラネットテラー」の撮影中だったそう。撮影中だから無理だと思ってたら、なんと! ロドリゲス&タランティーノが撮影を手伝ってくれたらしい(笑)それも1台数百万もする特殊カメラで!オーディション用のテープを!!(いや〜、もうっ、すっごい見たいんですけどぉ〜〜〜〜!!!!!)この豪華なオーディションテープ、DVDの特典映像で付けてもらえないでしょうか。DVDの企画制作をされる会社の皆さま、よろしくお願いいたします!!!
ノーカントリー ノーカントリー - goo 映画

2008年4月6日日曜日

ジーコ備忘録


ドイツワールドカップでの敗退がまるで監督だけの責任のように、大きく取り上げられた時は本当に恥ずかしく悲しい気持ちになりました。日本サッカーに尽くしてくれた15年間のことを知らないからなのでしょうか。「ジーコ備忘録」この本は、日本代表を率いた4年間の記録です。解説も交えて日本が抱えている問題など、かなり詳しく書かれていました。この日本サッカーへの置き手紙を、サッカーファン、サッカー関係者、ひとりでも多くの人に読んでもらえることを願わずにはいられません。トルコリーグでの優勝、欧州チャンピオンズリーグでのベスト8進出。選手としてだけではなく、やはり監督としても神様はすごかった。。。15年間に感謝しつつ、フェネルバフチェでの更なるご活躍を祈っています!
●ジーコ備忘録/ジーコ 翻訳=鈴木國弘(講談社)

2008年4月5日土曜日

クローバーフィールド/HAKAISHA

いや〜〜〜、やっちゃいましたっ!
ここまで勘違いして劇場に足を運んでしまった映画は他にないかと。。。怪獣が出てくると分かってたら行かないって〜!(笑)完全に自分のミスです。(逆に怪獣ファンにはたまらない映画だったりするのかもしれません)ハリウッドで今最も注目されているクリエイター、J.J.エイブラムスというのも、「LOST」や「M:i:III」を見ていないからよく知らないし、ネタバレも嫌なのでネットも控えていたわけですが、、、こんなこともあるんですねえ。全編ハンディ・カメラはさすがに酔いそうだったけど、逃げる人の目線なわけで、そこは今までにないアイディアでしたね。ちなみにこの映画を作るきっかけは、原宿のおもちゃ屋さんだそうです(笑)
クローバーフィールド/HAKAISHA - goo 映画