2011年1月16日日曜日

バスキアのすべて ーJEAN-MICHEL BASQUIAT : THE RADIANT CHILDー


映画『バスキアのすべて』を観てきた。
20年以上公開されていなかったインタビュー映像と
関係者の話、当時の映像で構成されたドキュメンタリー。

映画の中でインタビューを受けるバスキアは25歳。
監督は彼の友人だったタムラ・デイヴィス。
初めて知る事も多く(人種差別で悩んでいたこと等)、
興味深い内容だった。

彼の絵を初めて観た時、あまりの迫力に圧倒された。
当時、神宮前にあった「ギャラリー・ショウ」は、
多くの絵を所有していて、定期的に公開していた。
何回観ても飽きる事なく、何度も何度も通った。
今思えば、そこで過ごした時間はまさに宝物だった。

1960年12月22日に誕生して、
1988年8月12日に27歳で他界したバスキア。
もし生きてたら50歳! 50歳の作品も観たかったな。。。

映画『バスキアのすべて』 - オフィシャルサイト
バスキアのすべて - goo 映画

2011年1月13日木曜日

秀英体100 @ggg

 
 
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで、
「秀英体」生誕100年の記念展『秀英体100』を鑑賞。
「秀英体」は、明治45年(1912年)に誕生してから、
現在まで使用されているDNPのオリジナル書体。

●1階に展示されている新作ポスター
「秀英体の四季」出展作家 25名(五十音順・敬称略)
浅葉克己・井上嗣也・葛西 薫・勝井三雄・佐藤晃一・
佐野研二郎・澁谷克彦・杉浦康平・杉崎真之助・
祖父江 慎・高橋善丸・立花文穂・永井一正・中島英樹・
長嶋りかこ・仲條正義・中村至男・南部俊安・服部一成・
原 研哉・平野敬子・平野甲賀・松永 真・
三木 健 + コントラプンクト(デンマーク)

●地階は、杉浦康平さんデザインの季刊「銀花」をはじめ、
さまざまな印刷物や、書体にまつわる資料を多数展示。
↓こちらに会場の展示風景が紹介されています。
デザインの現場「これ、誰がデザインしたの?」 : 「秀英体100」展


うちにある「銀花」1989年 第八十号。


会場で販売されている冊子『秀英体生誕100年』は、
「秀英体」の歴史、書体体系図、特徴、つくり方等
興味深い内容で、資料として役立つ。(300円)
『秀英体100』は、1月31日(月)まで。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー

2011年1月12日水曜日

白いリボン ーDAS WEISSE BANDー

 
今年初の映画は、カンヌでパルム・ドールを受賞した
ミヒャエル・ハネケ監督の『白いリボン』。
久しぶりのハネケ作品、本当に素晴らしかった☆
(年末バタバタで行けなかったけれど、間に合った!)


カラーで撮影してモノクロに変換された映像が美しい。
コントラストが絶妙なんだけど、、、
おかげで白い字幕が読みづらいところも数カ所あり。
だけどここまで圧倒的だとね、そんなことはもう。。。

144分がとても短く感じたので、もうエンディング!?
まさかここでと思うところでエンドロール。
それら諸々含めてとても深く心に残る作品だった。
こんな時代ものも完璧。ハネケって本当にスゴイ!!!

パンフレットにあったハネケの言葉。
「すべての事件に、論理的な説明がなされています。
見ようとすることで見えてくるものを見て欲しい」。
明確な回答はないけど、すべての行動に意味があるのだ。
もう一度観ないとーーー!!!


白い用紙にマットPP加工仕上げのパンフレット。
グレーの文字にエンボス加工が美しい。
タイトル下の文字は、現在のラテン文字の筆記体ではなく、
旧ドイツ文字の筆記体で、今ではドイツ人でも読める人は
ほとんどいないらしい。この読めないサブタイトルの意味は
「あるドイツの子どもたちの物語」。意味深!!!

白いリボン - オフィシャルサイト
白いリボン - goo 映画

2010年11月8日月曜日

欧文フォント選び・基本はあるけどルールはないんだ その2


前回7月にあったセミナーがとても良かったので、
アップルストア銀座の『欧文フォント選び・
基本はあるけどルールはないんだ その2』にも参加。

今回もMacOSXにバンドルされている欧文フォント
(約40種)のお話を中心に、「スクリプト体」と呼ばれる
手書き風のフォントについてさらに掘り下げて紹介。
海外の生活の中で、フォントがどのように使われているかという
実例を画像で見られるのはとても参考になった。

それから、今回一番印象に残ったお話しは、、、
小林さんは、よく日本でタイポグラフィ関係の審査をされていて
その際に気になるのは「ヨーロッパは良い書体を普通に使うけど、
日本はどこかいじっておかしくしてしまうものが多い」ということ。
将来のグラフィックデザインの課題ではないかとおっしゃっていた。

※

11月8日は、ヘルマン・ツァップさん(フォントデザイナー)の
お誕生日だそう。92歳でまだまだ現役ってすごいなー☆

Mac OS X 10.4: フォントリスト
小林章のドイツ日記2
デザインの現場 小林章の「タイプディレクターの眼」

服部一成二千十年十一月

 
ギンザ・グラフィック・ギャラリーで
『服部一成二千十年十一月』を鑑賞。

会場の壁面にベニヤを使って展示してあるのが斬新。
ロゴやタイポグラフィもベニヤにプリントされている。
各種イベント等で制作されたポスター、フライヤー、チケット等、
関連するものが壁面に貼られて、一度に観られるのも良い。

「手にとってご覧ください」「手をふれないでください」という
注意書きまでプリント(スタンプ!?)されていて細かい。
展示内容もだけど、展示方法がとても良かった☆
「服部一成二千十年十一月」は、11月27日(土)まで。
ギンザ・グラフィック・ギャラリー

2010年11月7日日曜日

「世界のブックデザイン2009-10」展


帰りに印刷博物館のP&Pギャラリーで
「世界のブックデザイン2009-10」展も鑑賞。

毎年3月にドイツのライプツィヒで開催されている
「世界で最も美しい本コンクール」の入選図書と、
日本、ドイツ、オランダ、スイス、フランス、中国、
オーストラリアの優れたデザインの書籍約240冊。
各国の本を実際に手に取って閲覧することができる。

印刷博物館って、印刷関係の展示だけでもかなりあるし
ギャラリーや図書室も、いろいろ楽しめるのが良い☆
「世界のブックデザイン」展は、2011年1月23日(日)まで。

印刷博物館 Printing Museum, Tokyo
印刷博物館:企画展示「世界のブックデザイン2009-10」

欧文タイポグラフィの学び方


印刷博物館のグーテンベルグルームで、印刷博物館共催・
日本デザイン学会タイポグラフィ研究部会講演会2010に参加。

テーマ:『欧文タイポグラフィの学び方』

講師:小林 章 氏(ライノタイプ社タイプ・ディレクター)

第1部「書体デザイン界の巨人2人から教わったこと」

第2部「タイポグラフィの学び方」

書体デザイン界の巨人2人というのは、
ヘルマン・ツァップ氏、アドリアン・フルティガー氏のこと。
お二人とのフォント制作過程のお話は、様々な部分で興味深い。

ライノタイプ社で以前制作されたフォントには、会社の方針で
デザイナーが完成までのすべてに関与できない部分があった。
Frutiger NEXT 等、デザイナーがチェックできなかったものも。
最近になって、名称が一部変わって発売されているフォントは、
それらを修正したり、デジタル用に改良されたもの。
(古)Optima → (新)Optima Nova
(古)Frutiger  → (新)Neue Frutiger 等

小林さんのセミナーって、いつも質問を受け付けてくださる
時間があるのだけど、皆さんから出てくるいろいろな質問と、
小林さんの丁寧な回答がとても勉強になるしおもしろい。
「フォントファミリーを制作する時には、中心になるフォント
Regular をまず押さえて、Ultra Light と Extra Black を作って
ブレンドしていく。ウェイトを調整していく時にデザイナーの
力量が試される。」というのも質問の中から知ったこと。

日本デザイン学会 - 平成22年度タイポグラフィ研究部会講演会