
今日は一日、どうがんばっても元気は出ない。
今朝のスティーブ・ジョブズの訃報はやはりショックだった。
ロットリングを持ち、息を殺して罫線を引いていたあの時代から
クリックひとつで完璧な罫線が現れて、仕事も生活も一変した。
当時はアップルのすべてが良かった訳ではなく、サポート等で
時には辛い思いもしたけれど、それでも製品には魅了された。
想像もしないレベルで次々と発表されるプロダクトデザインと
それらのプロモーションは、本当に見事としか言いようがない。
そしていつからか、製品だけでなく、アップルという会社や
そこでCEOを務めるジョブズにも惹かれるようになる。
スタンフォード大学の卒業式でのスピーチはあまりにも有名で、
このスピーチから影響を受けた人は多い。(自分もその一人)
●ここからスピーチ全文とムービーが見られます。
スティーブ・ジョブズの感動スピーチ(翻訳)字幕動画
「君たちの時間は限られている。だから自分以外の他の誰かの
人生を生きて無駄にする暇なんかない。ドグマという罠に、
絡め取られてはいけない。それは他の人たちの考え方が生んだ
結果とともに生きていくということだから。その他大勢の意見の
雑音に自分の内なる声、心、直感を掻き消されないことです。
自分の内なる声、心、直感というのは、どうしたわけか君が
本当になりたいことが何か、もうとっくの昔に知っているんだ。
だからそれ以外のことは全て、二の次でいい。」
このスピーチを見てから、
『自分の人生を生きているか』ということを考えるようになった。
それがたとえ些細なことであったとしても
『それは他人の人生ではなく、自分の人生なのか』と。
彼が残してくれたものは、アップルやその製品だけでなく
考え方や生き方、その他あまりにも多くのものがあった。
だから本当に本当に残念でしょうがないし、正直悔しい。
彼が思い描く未来をまだまだ見てみたかったから。
だけど、ありがとう!!!
R.I.P. Steve Jobs.
アップル
特集 : スティーブ・ジョブズ - CNET Japan