2011年10月23日日曜日

D&DEPARTMENT PROJECT「ロングライフデザインについて 深澤直人×ナガオカケンメイ」トークショー


D&DEPARTMENT PROJECT の一環として行われた
深澤直人さんとナガオカケンメイさんのトークショー、
「ロングライフデザインについて」に参加してきた。

いろいろあり過ぎるこの時に、今注目しているこの二人が
デザインを軸に何についてどう感じ、どう考えているのか。
3時間の予定が、4時間以上にも及ぶ貴重なトークショー。

第一部「ロングライフデザイン」について。
第二部「深澤直人さんが生み出していくデザインと、
    ロングライフデザイン」
第三部「故郷、山梨のロングライフデザイン」

深澤さんの「WITHOUT THOUGHT」という概念。
「WITHOUT THOUGHT」とは、考えない、思わず、
形や見た目ではなく身体に聞く。( 傘立ての例が有名 )

深澤さんは、アメリカのデザインコンサルタント会社
(IDEO)に所属していたこともあり海外での仕事が多い。
海外と日本の大きな違いは、契約年数(70年)と
「デザインはロングライフであるべき」という思想。

ロングライフデザインのものを育てるには時間がかかる。
それを見越して依頼し、生産し続けられるかどうか。
どんどん新しいものを消費していくだけだとこれは難しい。

家電というカテゴリー等、ビジュアルデザインはなくなる。
インターフェイスデザイン、その関係性を考えている人が
今世界で成功している。やり方の見直しが必要。

先日、Twitterで坂井直樹さんのブログ記事を紹介したら
ご本人のRTによって、その後もすごい数のRTがあった。
来場者からの質問にもあり、UI は今とても注目されている。

坂井直樹の”デザインの深読み”: 「2011年に感じる可能性は、何がデザインの主体なのか?ということ」テレビリモコンが無くなる日

この記事の冒頭には「2011年においてデザインというのは、
『インターフェイス・デザインのこと』という時代に
なるかもしれない。」とある。

デザインを取り巻く環境や諸々すごい早さで動いている。
この変化の時をどう受け止めるのか、どうやっていくのか。

深澤直人さんと、ロングライフデザインについて3時間語ります。 - D&DEPARTMENT PROJECT